先週放送された、銀河英雄伝説 Die Neue These 第34話「要塞対要塞 AktI:巨砲、相撃つ」のネタバレ有りの感想です。
いよいよヤン不在のイゼルローン攻防戦が開幕へ。
原作独特の文章やセリフが再現されていてニヤリとしました
原作冒頭と同様のナレーション、そして、ボプランやシェーンコップのセリフなど。
原作の中で印象に残った文章やセリフが忠実に再現されていてニヤリとしました。
この銀河英雄伝説 Die Neue Theseは割に原作の言い回しを忠実に再現していて、個人的には好感が持てますね。
ナンバーワン不在の苦しい戦い
イゼルローン駐留軍の中では大将であるヤンが抜きん出ていたために、不在で同格の少将たちによる多頭体制にならざるを得ず、どうしても先手を取られっぱなしになってしまうのは仕方がないですね。
キャゼルヌ少将もどちらかと言えば軍官僚ですし。
客員提督 のメルカッツは中将待遇ですが、あくまでも今は助言に徹したままですね。
メルカッツ自身も今のところはヤン抜きの駐留軍首脳部だけで対応は可能と考えているのだろうと思いました。
アニメならではの要塞攻防戦の描写が秀逸でした
一方、浮遊砲台を巡る戦闘艇同士の戦闘や要塞の特性を生かした戦闘描写は秀逸でした。
アニメ版のイゼルローン要塞はノイエ版銀英伝でも液体金属に覆われた構造になっていますが、移動式浮遊砲台の速度や液体金属ならではの弱点など、その構造の特性に基づいた描写はとても面白いと思いました。
また、帝国側が要塞について知り尽くしているという描写も新たな視点だと思いました。
要塞を奪取した同盟側も大幅な改良を行う時間や余力もなかったでしょうしね。
その点については帝国にアドバンテージがあるとは思いました。
そして、いよいよシェーンコップ少将率いる完全武装の薔薇の騎士連隊が登場。
序盤は先手を取られっぱなしだった同盟軍ですが、巻き返しに期待したいところです。